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DXにおける技術の種類とは?課題解決に役立つ情報を解説

DXにおける技術の種類とは?課題解決に役立つ情報を解説
DX

DXという言葉を社会のあらゆる分野で耳にするようになりましたが、DXを進めるにあたってどのようなデジタル技術が使われているのでしょうか。

次々に新しいデジタル技術が開発されるなかで、自社が抱える課題解決結びつく方法を模索している企業も少なくありません。

今回はDX推進において活用されるデジタル技術の種類を中心に解説していきます。

 

  • DX推進に必要なデジタル技術の概要を知りたい方 
  • 自社の業務課題についての施策を検討している方 
  • DX推進を行うにあたって、どのような手法・課題がでてくるかを知りたい方

▼この記事を書いた人
サン・エム・システムコラム編集部でございます。

1.DXを実現させる手段としてのデジタル技術

DXとは英語の"Digital Transformation"の略語で、デジタル技術の活用によって企業の在り方やビジネスモデルを変容させ、新たな価値を創造することを意味します。

デジタル技術は導入すること自体が目的ではなく、DXを実現するための手段だといえます。

2.DXで活用されているデジタル技術の種類

DX推進においては、さまざまな技術が活用されています。ここでは、DX推進で注目されているデジタル技術の種類を紹介します。

2.1. 5G

第5世代移動通信システムの略称です次世代のモバイル通信技術として、すでに広範囲で実用化されています
従来の4Gや3Gよりも高速で信号の遅延が少なく、大容量のデータ通信が可能となることが特長です。5Gの登場により、企業のDX推進が加速すると考えられています。 

2.2. IoT

「Internet of Things」の略称であり、日本語では「モノのインターネット」と呼ばれます。
機器類電化製品がインターネットと接続することで、データ収集や端末からの操作が可能になことがメリットです
製造業においては製造機械の故障をいち早く知らせたり、メンテナンスの時期を知らせたりする仕組みに活用されています。 

2.3.ビッグデータ(Big Data)

非常に大量かつ多様なデータセットを指します
ビッグデータは、既存のデータ処理ツールや手法では効率的に扱うことが難しいほどの規模や速度で生成されることが特徴です。 

2.4. AI

「Artificial Intelligence(人工知能)」の略称です
人工的に創り出された知能や能力を持つコンピューターシステムやプログラムを指し、あらゆる分野に応用されています
AIを活用することで、データの収集や分析までを効率化、自動化することが可能です。 

2.5. ICT

「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略称です
情報処理と通信技術を統合した領域を指し、情報の収集、処理、保存、伝送、共有などの目的でコンピューターやネットワークを活用する技術やシステムの総称として使われています。 

2.6. RPA

「Robotic Process Automation(ロボティックプロセスオートメーション)」の略称です
ソフトウェアロボットを使用してルーティンワークなどの業務プロセスを自動化する技術や手法で、オフィス業務の分野にも浸透しています。 

2.7. クラウド(Cloud)

インターネットを通じてリモートのサーバーやネットワークにデータやアプリケーションを保存・処理し、必要な情報やサービスにアクセスする仕組みです。
ローカルサーバーに比べて多方面からのアクセスが容易となり、BCP(事業継続計画の面から見ても有効です。 

2.8. XR

仮想現実(Virtual Reality,VR)、拡張現実(Augmented Reality,AR)、および複合現実(Mixed Reality,MR)を含む、現実と仮想世界を統合する技術や体験の総称です。
バーチャル会議や商品のプロモーション、バーチャルツアーなど、さまざまな活用方法が検討されています。 

3.DXで解決・改善できる業務課題

さまざまなデジタル技術を活用してDXを実現することにより現在抱えている業務課題を解決、改善できる可能性があります。

ここでは、DXで解決・改善できる業務課題の例を解説します 

3.1.プロセスの自動化と効率化

ルーティン作業、定型化されたタスクやプロセスを自動化することで効率性高められます。
例えばRPAによるオフィス業務の処理、AIチャットボットによる問い合わせ業務の自動化などが挙げられます

3.2. データの活用と分析

DXによって蓄積されるデータは、組織にとって貴重な資産です
データの収集、統合、分析を行うことで、意思決定や戦略立案に役立つ洞察を得られます
IoTによる各種データの収集、ビッグデータ処理手法の応用やAIによる分析など例として挙げられます 

3.3. カスタマーエクスペリエンスの向上

オムニチャネルの導入やパーソナライズされたサービスの提供、AIチャットボットや仮想アシスタントの活用などにより顧客との関係構築や顧客満足度の向上に貢献します
最近ではアパレル業界や家具販売などにおいても、XR技術を活用した仮想体験を提供している例があります。 

3.4. コラボレーションとコミュニケーションの改善

ツールやシステムの活用によりチーム間の情報共有やリアルタイムのコミュニケーションでき、従業員間の意思疎通がしやすくなります
クラウドを活用したワークフローシステムなどにより、遠隔地同士におけるリアルタイムでの情報共有が可能となります。 

3.5. 多様なワークスタイルへの対応

ネットワーク、クラウドの活用により、各従業員の事情に合わせた多様な働き方に対応がしやすくなります
5G通信により、外出先でも速度的、容量的に社内と変わらないデータ操作ができます。 

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4.DX推進の大きな課題のひとつは人材不足 

経済産業省の調査によると、日本では76%の企業がDX人材不足を感じていると報告されています。デジタル競争力ランキング2022では、日本は63カ国中29位と低迷しており、特に「デジタル・技術スキル」が、62位と低くなっています。 

引用:「デジタル人材育成プラットフォームの取組状況について」 経済産業省 

企業のDXを推進するうえでの最も大きな課題が、中心役となってけん引するための人材が不足していることです。 

自社の課題解決に役立つデジタル技術を適切に選択し、DXを実現させるためには、DXに精通した人材が不可欠です。DX推進の中心的役割を担える人材の育成を積極的に行う必要があります。 

一方でその事実を感じていながら、社内の育成体制が未整備である企業が多く存在します。人材育成には時間と手間がかかるため、これから教育・育成の体制を整備するのでは急務とされるDX推進に間に合わない可能性があります。 

社内の体制が整うまでの期間だけでも、社内での人材不足を外部サービスで補うのは現実的な解決法といえるでしょう。DX専門分野のパートナーの力を得ながら、着実に社内のデジタル力を強化していくことで、厳しい競争に立ち向かえる可能性が高まります。 

DX人材について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考にしてください。
DX人材とは?求められる役割や必要とされる理由、人材確保の方法

まとめ:DX推進には最新のデジタル技術に対する専門知識を持った人材が不可欠 

自社の将来を見据えるのであれば、企業規模を問わずにDXに取り組むべきであるといえるでしょう。DXに活用されるデジタル技術はさまざまで、解決できる課題も多数あります。DXにデジタル技術を知り、自社の課題解決のために積極的に活用することがDX推進には必要です。 

自社に合ったデジタル技術を適切に選択するには、DXの専門知識を持った人材が不可欠ですが、人材確保が難しい企業も少なくありません。その場合には外部サービスを賢く活用しながら、プロの知見によるサポートを得ることもおすすめです。 

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