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⌚ 2020/6/ 8 (Mon) 🔄 2024/3/20 (Wed)

Software-Defined Storage について

Software-Defined Storage について
インフラ

Software-Defined Storage(SDS)という技術をご存じでしょうか。

データを扱う企業にとって、ストレージは必要不可欠な物であると思いますが
SDSは、専用のハードウエアで実現していたそのストレージの機能(高拡張性や高可用性など)を
複数台のサーバーとソフトウェアで実現するというものです。

サーバーの台数もシステムが使用するデータ量によって調整することができ、
容量の拡張や縮小が容易に行うことができるので、コスト面でも節約することが可能です。

使用するソフトウェアによって、アーキテクチャは様々ですが、 基本的にはストレージを構成するシステム全体で、データの分散と複製、 性能を向上させるといった内容は共通です。

代表的なアーキテクチャとして

代表的なアーキテクチャとして、DistributeやReplicationがあります。

Distributeは、オブジェクトをアルゴリズムによって、物理的に違うノードに格納することが可能です。 オブジェクト自体は分割されることがないので、データが分散される心配はありません。

Replicationは、オブジェクトをコピーすることで、ノード間で複製を保持することができます。 この二つの機能を組み合わせることから、スケールアウトと可用性を実現することが可能です。

Erasure Codingも代表的なアーキテクチャの一つで、オブジェクトをアルゴリズムによって分割します。 その後、消失訂正符号を付加し、物理的に違うノードに分散して格納することが可能です。 分割したデータがトラブルによって一部が消去しても、消失訂正符号を付加しているため、
オブジェクトをリカバリすることができます。

また、下記の様なメリットもあります。
 ・サービスを実行するハードウェアを選択できる
 ・SSDとHDDの特性に合わせた運用設定が可能
 ・GUIベースで使いやすいものが多い

まとめ

クラウドサービスが進化している一方で、社内でクローズしている環境の企業も少なくないと思いますので、 構築の際は検討候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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