ロンドン到着!
飛行機から降りて空港に立った瞬間、必ずその国ならでは、の香りがします。以前TVで見たのですが、外国の方が日本の空港に降り立つと「醤油」のにおいがするとか。
ヨーロッパは、私の印象ではいつもラベンダーの様な花の香りがします。香水やアロマ、ハーブの文化が根付いているからでしょうか。
そして降り立った瞬間「あ、涼しい」と爽やかな風を感じる。当時8月中旬、と暑い盛りでしたが、旅行中はずっと爽やかな、言ってみれば日本の軽井沢のような気候でした。ンドンの8月の平均気温は25度。暖かな日向を歩いている分には半そで半ズボンで大丈夫ですが、日陰に入ったとたん涼しいを少し通り越して風が寒く感じる、そんな気候です。
ヒースロー空港でのファーストミッションは、日本円をポンドに両替すること。
レートは当時、1ポンド133円程度でした。「EXCHANGE」という表記のある店舗に出向き、この時やおら英語で「Can I exchange・・・」と喋ってみたのですが、言葉がすんなり出てこない!まずい、ずっといわゆる「英会話」というものをしてこなかったので、喋る体力のようなものが落ちている。ぐわー。
それでも何とか5万円分をイギリスポンドに両替しましたが、係員の喋っていることが全然わからない!「can」は「キャン」ではなく「カン」と言ってるし、「today」は「トゥダイ」ときた。想像以上にイギリス訛りが激しい。これがクイーンズイングリッシュというやつですか。ついていけない。それでもレシートのようなものを渡しながら「今ここで手数料をとるけれど、帰国時にまたここで両替するなら、このレシート持ってくれば手数料は安くなるよ」と言われたような気がする。
結局ロンドン滞在中、8割は「多分そう言っているんだろう」という解釈のもとに旅は進みました。
イギリスポンドを入手したその次はオイスターカードを買わなくては!
オイスターカードとは、日本でいうところの「Suica」のようなもので、今回これを使って地下鉄やバスであちこち自由に移動したかったのです。
空港をきょろきょろ見回したけれど、どこにも「オイスター」の表記がなく、空港内のツーリストインフォメーションコーナーに行き、ここでオイスターカードを買えるか?と聞くと「イエス」、でもその後ふつーに「ノーチェンジギブン(お釣りはありません)!」ときた。
「ツーリストの為のインフォメーションコーナー」なのに、なぜお釣りに対応してないなんてあなた、堂々と言える??と内心思いましたが、ちょうど先ほど、両替したポンドとペンスでピタリ、お釣り無しで出せたのでよかった。
さてこのオイスターカード。旅行者向けに各種特典のついたものもあり、窓口の女性が、やたらこのオトクな特典付きだという方をしつこく進められたけれどきっぱり断ってごくごく普通の方を購入しました。
英語を駆使して断るというより、ノー、私達はシンプルなオイスターカードを欲している、それ以外は欲していない、と笑顔ゼロで伝えたら、いっぱつで断れましたぜ奥さん!
これがオイスターカードです。カラフルで可愛い。

ところで何故オイスター(牡蠣)なのか?
ガイドブックによると「記憶に残り呼びやすいこと」、あと当時テムズ川で牡蠣が養殖されていたからだそうです。